2025年の大阪・関西万博で大きな注目を集めているのが、「2億円トイレ」です。
そのトイレを設計されたのは、建築家の米澤隆さんです。
今回は、
「2億円トイレ」を設計した米澤隆さんは何者なのか
について調査していきます。
【何者】米澤隆のプロフィール
出典:TOTO
- 名前:米澤隆(よねざわ たかし)
- 生まれ:1982年
- 年齢:43歳(2025年4月現在)
- 出身地:京都府京都市
- 資格:一級建築士
現在は、愛知県名古屋市を活動拠点にされています。
米澤隆さんは、社会性のある設計・人の感情に寄り添った空間づくりを得意としており、地域と連携した設計・市民参加型のプロジェクトも多数実施しています。
主な受賞歴
米澤隆さんはこれまでに様々な賞を受賞されています。
年 |
受賞内容 |
---|---|
2020年 |
グッドデザイン賞、キッズデザイン賞 |
2015年 |
JIA東海住宅建築賞(優秀賞・奨励賞)、日本建築学会新人賞 |
2013年 |
THE INTERNATIONAL ARCHITECTURE AWARD(国際建築賞) |
2012年 |
JCDデザインアワード金賞+五十嵐太郎賞、U-30建築コンペ最優秀賞 |
2011年 |
AR+d Awards for Emerging Architecture(高評価)、京都デザイン賞 |
SD Review |
複数年で入選(2008、2014、2015、2021) |
子ども、アート、都市、未来まで幅広い分野で活躍し、国内外で高く評価されています。
米澤隆の学歴
高校は東山高等学校
京都の東山高等学校(ひがしやまこうとうがっこう)は、京都市にある私立の男子校で、伝統と進学実績を兼ね備えた中高一貫教育校です。
-
所在地:京都府京都市左京区永観堂町51
-
設立:1876年(創立100年以上の伝統校)
- 男女別:男子校

複数のコースがあり、それぞれ進学に向けたカリキュラムが充実しているようです。
-
クレセントコース:難関国公立・医学部を目指す最上位コース
-
ユリーカコース:京都大学などの国公立大学を中心とした進学校コース
-
ライジングコース:基礎学力の定着と将来を見据えたキャリア教育を重視
米澤隆さんがどのコースを選択されていたのかは明らかになっておりませんが、京都大学、名古屋大学、大阪大学、早稲田、慶應などに進学実績のある学校のようです。



名古屋工業大学(学士・修士・博士)
米澤隆さんは名古屋工業大学大学院 博士課程修了までされています。
2007年:名古屋工業大学 卒業(学士・工学)
2011年:名古屋工業大学大学院 修士課程修了(修士・工学)
2014年:名古屋工業大学大学院 博士課程修了(博士・工学)
工学系の専門大学で博士号を取るのは、研究の深さ・難易度ともに高水準だと言われています。
米澤さんの場合、建築・都市計画系の分野で博士号を取得しているので、空間設計だけでなく、社会・地域・人との関わりも研究テーマにしている可能性が高いと思われます。
米澤隆の経歴
米澤隆さんは、「建築=作品」という枠を超え、人・地域・未来をつなぐ建築をつくる、新時代の建築家だと言われています。
2005年:米澤隆建築設計事務所設立
名古屋工業大学の学部生時代(大学3〜4年生頃)に立ち上げられました。
愛知県名古屋市を拠点に活動しており、建築だけでなく、都市計画、リノベーション、インテリア、アート的空間など多様な分野に対応しています。
海外の建築賞を受賞するなど、国際的にも評価されています。



大同大学准教授(建築学科)
大同大学は愛知県名古屋市にある工学系・情報系を中心とする私立大学です。
話題の「2億円トイレ」とは
2025年の大阪・関西万博で大きな注目を集めているのが、米澤さんが設計を手がけた「2億円トイレ」です。
このトイレは単なる公共設備ではなく、「未来のトイレ体験」として国内外から注目を集めています。
2億円トイレは、大阪万博会場内の夢洲にあります。
自然との調和、開放的なデザイン、誰もが使いやすいユニバーサル設計になっています。





まとめ
今回は、2億円トイレを作ったのは建築家の米澤隆!国際建築賞受賞の凄い人!についてまとめました。
-
若くして建築事務所を設立し、大学院で博士号も取得
-
実務と教育を両立し、“学びながら実践”を続けてきた行動派
-
作品に「社会性」「デザイン性」「未来志向」が共存
-
地域や子ども、高齢者にも配慮した優しい建築を目指す