映画『でっちあげ』でなぜ最後に向井市が氷室家へ賠償金を支払うことになったのかが話題になっています。
今回は、
- 映画『でっちあげ』でなぜ最後に向井市が氷室家へ賠償金を支払うことになったのか
- 一審と二審って何がどうなったのか
について調査していきます。

映画『でっちあげ』でなぜ最後に向井市が氷室家へ賠償金を支払うことになったのか
映画『でっちあげ』で最後に向井市が氷室家へ賠償金を支払うことになった理由は、
向井市は「体罰はあった」前提で白旗を上げたからだと考えられます。
映画の中でも、市や教育委員会は最初から教師を守らず、
「問題が起きたから謝ろう」
「とにかく穏便に終わらせよう」
と早い段階で認める方向に進みます。
この動きが裁判の場では、向井市は「教師に一定の問題があった」と認めたと解釈されやすいと考えられます。
裁判では、最初の行政対応がそのまま証拠の空気になるようです。
結果的に向井市の責任が認定され賠償判決に
そして結果的に向井市の責任が認定され賠償判決になりました。
一審では、
• 体罰や不適切な言動の一部は認定
• 市に賠償命令(220万円)
という判決が出ます。
さらに控訴審(二審)で、
• 認定内容はほぼ同じ
• 賠償額が330万円に増額
となりました。
一審と二審で何がどうなったの?
一審と二審で何がどうなったのか、混乱しやすい場面ですので整理していきます。
裁判所は「全部ウソ」とはせず、軽微ながら体罰等があったとして、福岡市(映画では向井市)に賠償命令を出しました。
二審では判断が大きく覆ったわけではなく、認定がほぼ同じまま220万円 → 330万円に増額されます。
映画の終盤に出てくる「10年後の訂正」は、別ルート(別の審理)の話として描かれています。

賠償命令は確定済みだったため後から覆らない
控訴審(二審)で出た賠償判決は、双方が上告しなかったことで確定したとされています。
つまり、
• 「市が賠償金を払う」判決は確定済み
• その後に別の審理で「体罰なし」に近い方向が出ても
• 確定判決そのものは基本的には動かない
この構造が、あまりに残酷なんです。



【考察】三池崇史監督は何を描きたかったのか
この作品は、体罰があったか無かったかの白黒より社会がどうやって人を壊すかを描いていると考えられます。
だからエンディングも、スカッと無罪になるような演出にしなかったのだと思われます。
視聴者に現実でも起きてることだと突きつけるために、あえてモヤモヤを残したのだと思います。



まとめ
最後に要点を短く整理します。
• 市(教育委員会)が早期に“認めるムード”で動いた
• 一審で「軽微だが体罰等あり」とされ市に賠償命令(220万)
• 二審で賠償額アップ(330万)
• その後に「体罰なし」方向が出ても、賠償判決は確定済み
この構造が、ラストの救われなさにつながっています。






