2025年5月現在、LINEとYahooのプライバシーポリシーに対して、同意が必須となっていることがSNSなどで話題となっています。

今回は、
LINEとYahooのプライバシーポリシー同意を回避する方法
について調査していきます。
LINEとYahooのプライバシーポリシー統合で「同意が必須」に
2025年5月現在、LINEとYahooのプライバシーポリシーに対して、同意が必須となっていることがSNSなどで話題となっています。
これまでのLINEでは、プライバシーポリシーの更新時に
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「同意する」
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「あとで確認する」
という選択肢が用意されており、判断を一時保留することができました。
しかし今回はその選択肢がなくなり、同意しなければアプリ自体が利用できない仕様に変わっています。
なぜ保留ができなくなったのか?
プライバシーポリシー同意の保留ができなくなった理由としてLINEとYahooの経営統合が考えられます。
現在両社は「LINEヤフー株式会社」として一本化され、サービスやデータ基盤の統合が進んでいます。
これに伴い、個人情報の取り扱いも一体化される方向になったと思われます。
そのため、次のようなデータが1つのIDで結びつく形になったと考えられます。
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LINEでのやり取り内容(※詳細は明示されていないが懸念あり)
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スマートフォンの位置情報
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Yahooショッピングでの購入履歴
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検索キーワード
つまり、両サービスをまたいだデータ連携が本格化しており、統一されたプライバシーポリシーへの同意が必要不可欠となったのだと思います。
同意を避けることはできるのか
現時点では、プライバシーポリシーの同意を回避する方法は事実上存在しません。
以下のような対策も試されましたが、すべて無効化されています。
- 旧バージョンに戻す
- アンインストールしてから再インストールする
- Yahoo連携の解除
つまり、「同意して使い続ける」か「同意せず利用をやめる」かの二択を迫られる形となってしまったようです。
同意した上でできるプライバシー対策
多くのユーザーがこの強制的な同意に対して違和感を覚えているのはなぜでしょうか。
「自分の情報がどこまで取得されているのか分からない」という不透明さが、警戒感につながっています。
同意した上でできるプライバシー対策は以下の通りです。
- アプリの設定を見直す
- 他サービスとの連携を制限・解除する
- トークや検索に含める内容を意識する
1つずつ見ていきましょう。
同意した上でできるプライバシー対策①:アプリの設定を見直す
LINEやYahooアプリ内には、データの収集や広告のカスタマイズを制限できる項目があります。
以下のような設定を見直すといいと思います。
LINEの場合。
- 「設定」→「プライバシー管理」
- 「情報の提供」→「広告の最適化」をオフに
- 「連絡先の自動追加」「アプリからの情報提供」などを見直す
Yahooの場合。
「プライバシー設定」→「行動履歴を使った広告」をオフに
「検索履歴」「位置情報」「閲覧履歴」などを手動で削除またはオフにする
同意した上でできるプライバシー対策②:他サービスとの連携を制限・解除する
LINEやYahooと他のアプリ(Google、Facebookなど)を連携していると、データがより広範囲に渡る可能性があります。
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不要な連携は解除
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サードパーティ連携のアプリの見直し
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OAuth連携(外部ログイン)を使わない
重要な情報を扱うメインアカウントと、連絡用のサブアカウントを分けて使うことで、影響範囲を限定するという対策方法も考えられます。
同意した上でできるプライバシー対策③:トークや検索に含める内容を意識する
トークの内容そのものが読まれているわけではないにせよ、メタデータ(誰と、いつ、どのくらい)は収集対象となる可能性があります。
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個人情報や機密的な内容は極力書かない
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代替手段(Signal、Telegramなど)を用途によって併用するのも一つの手です



まとめ
今回は、LINEとYahooのプライバシーポリシー同意を回避する方法はあるのかについてまとめました。
現時点では、プライバシーポリシーの同意を回避する方法は事実上存在しません。
ただし同意した上でできるプライバシー対策をすることもできるようです。
- アプリの設定を見直す
- 他サービスとの連携を制限・解除する
- トークや検索に含める内容を意識する