最近、メルカリやメルカリショップを装った非常に巧妙なフィッシング詐欺メールが急増しています。
特に「注文した商品に不備(瑕疵)があったため返金した」という内容は、心当たりがある人ほど「えっ、どの商品?」と焦って詳細リンクをクリックしてしまいがちです。
今回は、
メルカリから商品不備で返金メールが届いたら偽物なのか
見分け方と対策を徹底調査していきます。
メルカリからの「注文した商品に不備(瑕疵)があったため返金した」というメールが偽物だと言われる理由
最近、メルカリやメルカリショップから「注文した商品に不備(瑕疵)があったため返金した」というメールが届いたと報告なされています。

今回のメールには、本物の企業ではありえない特徴がいくつか含まれています。
- 謝罪文に絵文字が使われている
- 送信元のメールアドレスが異常
- 検品のタイミングがおかしい

理由①:謝罪文に「絵文字」が使われている
ビジネスシーンにおいて、公式メール(特に不利益や不備を伝える謝罪メール)に絵文字を使うことは、信頼性を著しく損なう行為とみなされる為、絵文字を使われることはありません。
大手企業では、顧客への送信メールには厳格なテンプレートがあり、絵文字の使用は許可されていません。
詐欺メールは、海外の詐欺グループが翻訳ソフトを使って作成しているケースが多いです。
彼らは親しみやすさを出して警戒心を解こうとしたり、日本語のニュアンスを誤解して「丁寧=絵文字を使う」と勘違いしたりすることがあります。
絵文字が入っている時点で、それは企業のシステムが自動送信したものではなく、人間(詐欺師)が意図的に入れたものと判断できるでしょう。
理由②:送信元のメールアドレスが異常
メールの送信者名(表示名)は、実は誰でも簡単に「メルカリ」と書き換えることができます。
しかし、メールアドレスの末尾(ドメイン)までは完全には偽装できません。
メルカリの公式ドメインはmercari.jpまたはmercari.comです。
@qkzh… のようなランダムな英数字、あるいは mercari-support.net のように「いかにも」な単語を組み合わせた非公式サイトのドメインが使われます。



理由③:検品のタイミングがおかしい
メルカリショップでは、商品は出品者から購入者へ直接送られます。
メルカリ(運営事務局)が途中で荷物を開封し、検品することは物理的に不可能です。
すでに発送通知が済んでいるものを、メルカリ側が検品して不備を見つけるというフローは、配送ルートを逆行させない限りあり得ません。
詐欺師は「不備があった」「返金した」というパワーワードでユーザーを焦らせ、「詳細を確認しなきゃ!」という心理状態に追い込むことだけを目的としていると考えられます。
メルカリから不審なメールがあった時の対処法
メルカリから不審なメールがあった時の対処法は以下のとおりです。
- リンクを踏まない
- アプリで確認する
- メールを削除・迷惑メール報告



メルカリから不審なメールがあった時の対処法①:リンクを踏まない
フィッシング詐欺のURLは、見た目だけでは本物と区別がつかないよう巧妙に作られています。
本物のログイン画面を丸ごとコピーしているため、プロでも見破るのが困難です。
mercari.com ではなく、mercari-security.com や mercari.check-info.jp のような、一見公式っぽく見える偽の住所を使います。
IDとパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押した瞬間、その情報はリアルタイムで犯人の元へ届き、即座に本物のサイトで不正ログインが試行されてしまいます。
もしリンクを踏んだり、情報を入力してしまったら?
以下の手順をすぐに行ってください。
- パスワードの即時変更:公式アプリや、検索サイトから直接アクセスした公式サイトからログインし、パスワードを変更してください。
- クレジットカードの停止:カード情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社へ連絡し「フィッシング詐欺に遭った可能性がある」と伝えてカードを止めてください。
- ログイン履歴の確認:設定画面から「ログイン中の端末」などを確認し、身に覚えのない端末があれば強制ログアウトさせます。



メルカリから不審なメールがあった時の対処法②:アプリで確認する
メルカリなどのサービスにおいて、アカウントの停止や支払い情報の不備といった重大な連絡は、必ずアプリ内の「お知らせ」や「重要なお知らせ」に二重で届く仕組みになっています。
メールはあくまで通知であり、本物であっても「詳細はアプリで確認してください」という導線が一般的です。



メルカリから不審なメールがあった時の対処法③:メールを削除・迷惑メール報告
単に削除するよりも、迷惑メール報告を行うのが効果的です。
これにより、メールサービスのAIが学習し、次回から自動的にブロックしてくれるようになります。
Gmailの場合:メールを開き、上部のツールバーにある「感嘆符アイコン(報告)」をクリック。
Outlookの場合:メールを選択し、「拒否」または「報告」から「迷惑メール」を選択。
スマホキャリアメール:各社の迷惑メールフィルター設定画面から、受信拒否リストに登録。
報告が終わったら、メールを削除します。
「ゴミ箱」に入れただけでは、一定期間残ることがあります。
気になる場合はゴミ箱からも削除(完全削除)してください。







